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2005年9月27日 (火)

毒の花のその後

050927 このブログを始めてから最も反響が多い話題が、24日の「毒の花」コルチカム。27日正午現在ブログへのコメントは2件、「トラックバック」が1件だが、実は知人から私個人宛に直接3件のメールをいただいている。さて、1件の「トラックバック」だが、これはこのブログ始まって以来の初トラックバック。とはいうもののトラックバックのリンク先は、フォーナイン・ストラテジーズという会社が運営する「ブログ・ヘッドライン」というブログの読み比べリンク集。

ところで、

この「ブログ・ヘッドライン」が集めたコルチカムに関するブログをながめていたら、そのほとんどがコルチカムを観賞用園芸植物として扱っていることがわかった。水なし、土なしで放っておいても綺麗な花が咲くので、近年人気が高いらしい。ちょうど今頃が花の盛りなので、夏頃に球根が園芸品店に出回ったらしい。ただ、気になるのは、観賞用植物として育成期を書いているブログのほとんどが、その毒性について振れていないことだった。

今朝の朝刊に折り込まれてきた『PRESSO』という大船・鎌倉近辺の情報誌(ASAたま事務局が月1回発行している)には、元朝日新聞記者の福田徳郎さんという方が記した「トリカブト」という記事が載っている。鎌倉の山野でも見ることができるらしい。福田さんの記事によれば、最近は毒性の低い観賞用のトリカブトを花屋の店先で見かけるようになったが、花・茎・葉にもかすかに毒性を含むから触れたら必ず手や身体の洗浄をと促している。もちろん、猛毒はコルチカム同様球根部にある。

さて、コルチカムに話を戻す。前回の写真は24日土曜日のものだったが、今日の写真は昨日26日に撮影したもの。ますます美しくなってきた。

ところで、玉葱のような球根だけの状態で転がっているとき、その毒性の強さを知ったのだが、この状態、つまり花を咲かせた状態で、球根部の毒性はどうなっているのかとても興味があった。私が花のそばでそんなことを考えているとき、偶然にも生物専門の同僚が通りかかったので、聞いてみた。それは調べてみなければわからないということだった。では、一般には、毒性の強い球根から生える植物が花をつけた状態で、その球根の毒性はどうなのかと聞いてみた。これも一般論はないそうで、植物それぞれによるという。人間には毒性のあるものでも、花の養育には役立つので、花が育つと毒が無くなる植物もあるという。また、花を守るため、いつまでも毒素を湛えたままの球根もあるという。

それに、「毒」といっても、そう単純なものではないのだそうだ。人間には毒でも、その植物の生命維持には不可欠なものなのだし、また、たとえばコルチカムの毒素であるコルヒチン(C22H25NO6)の場合、ぶどうの品種改良に用いられ、実が大きくて種の小さい(あるいは種なし)のぶどうの誕生に貢献した。また、コルヒチンは通風の薬としても使用されている。また、コブラの猛毒もマングースにはなんともないなど、いろいろある。

それにしても、コルチカムの妖艶さはなんだろう。
ただ、短期間、淡い紫の花をつけるだけで、葉もつけず、根さえおろさない。

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» コルチカム&遠野カッパ〜どこが似てる? [みどりの一期一会]
伸びていた白い芽のなかから、 花芽が顔を出し、コルチカムの花が咲きました。 朝起きて、明るくなると花が開き始めます。    陽があたると、 だんだんピンクに染まります。    淡いピンクと白のグラデ−ションが、 あんまりうつくしいので、撮りたいのですが、 なかなか思うように撮れません。       夕方なると、また花が閉じます。    夜は、まきストーブの上で、お休�... [続きを読む]

受信: 2005年9月28日 (水) 19時18分

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