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2005年9月26日 (月)

丸形郵便ポスト

post 左の写真(クリックすると大きくなる)は一昨日の朝6時頃、鎌倉街道の北鎌倉・鎌倉間で撮影した。浄智寺という鎌倉五山の一つに数えられるお寺の入口にあたる地点にある。「フジカラー」の看板のある小さな店も何となく懐かしさを感じるが、何と言っても目を引くのは、丸形郵便ポストだ。

「タウンニュース」という隔週に一度、新聞に折り込まれてくる情報誌によると、この丸形郵便ポストは、「現在、神奈川県下に120本あるが、その内の実に3割・36本が鎌倉市内」(2005年9月2日号)にあるそうだ。そのうちの一本がこの写真のものである。

この丸形郵便ポスト、この写真のような量産モデルは1950年に登場したそうだが、この原型は1901年に誕生している。したがって4年前が、「赤い丸形ポスト誕生100周年」で、記念切手が発行されている。http://www.post.japanpost.jp/kitte_hagaki/stamp/tokusyu/2001/0420/index..html

ところで、鎌倉にはなぜ、未だに丸形郵便ポストが残っているのか。

実は、丸形ポストはいくつかの欠点がある。
まず、収集に手間がかかり、収集漏れも起きやすい。郵便局の職員が収集しいている様子を見たことのある人は知っていると思うが、現在主流の四角いタイプの郵便ポストの場合、中に収集袋があって、収集の際には袋ごと収集される。だから、サッと済むし、袋ごとだから収集漏れも起きにくい。しかし、丸形の場合、鉄製のポストに直に郵便物がたまる。袋がないので収集は手づかみで行われる。しかも、収集口がそれほど大きくなく、また位置も収集に最適というわけでもないので、収集漏れが起き易いので職員は大変な気を遣うと思う。郵便物の大型化に伴い、何とか折り曲げて投函はされたものの途中で引っかかることもあるという。
また、昔からのものなので、投函口から風雨が吹き込み中の郵便物が傷む可能性もあるという。
さらに、一時期タバコの吸い殻がポストに投げ込まれるという事件が多発したことがあるが、丸形ポストはこの点でも防備が甘いようだ。因みに現在主流の四角いポストの場合、その対策が施されている。とび丸氏の「丸形ポストはなぜ消えていったか?」
http://www.geocities.jp/tobimaru777/why
を見てほしい。この段落は、ほとんどこのページの受け売りである。

こんなに欠点があり現場泣かせなので、丸形郵便ポストはどんどん消えていったというわけだ。

しかし、鎌倉には多い。先ほどの「タウンニュース」によれば、鎌倉郵便局管内全89ポスト中、28本が丸型ポストのままだそうだ。そこには、どうやら住民の意向も反映されていそうだ。実は、ポストが設置されている場所は必ずしも「官」が権利を有する土地とは限らないらしい。住民が地権者である土地に昔から設置されている場合もある。(最近では、コンビニ店内にポストが設置されていたりもするくらいだ。)したがっって、ポストの機種(?)を変更する場合にも、住民の協力・許可が必要となるわけだ。どうやら鎌倉市民は丸形ポストが好きらしい。

ところで、丸形郵便ポストの行く末と今回の郵政民営化法案(郵政民営化そのものではない)。今後何か関係が出てくるのだろうか?

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