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2005年9月16日 (金)

生徒自慢

今週一番嬉しかったこと。
水曜日の高2のあるクラスでの出来事です。
この日は授業の最初の十数分間は前回の学習内容の小テストを行いました。
僕はその最中、教壇に、まるまったレモンスライスが1つ落ちていることに気付きました。
きっと誰かが弁当のときにでも気づかずに落としてしまったのでしょう。
僕はそれを紙で包んで拾い上げ、近くのゴミ箱に捨てました。
それを見ていた最前列の一人の生徒が、(試験中なので小声で)
「すみません。ありがとうございます」と言いました。
やはり小声で、「君が落としたの?」と聞くと、首を横に振りました。
試験中なのでそれ以上の会話はしませんでしたが、
彼が、自分の教室をきれいにしてくれたこと、または、
自分のクラスメートの不始末に対して、発した言動であることは確か。

少年・少女による凶悪な事件が報道される度に、
「恐いですね。今の子どもたちは」とか、
「子どもは変わってしまった」とかコメントします。
一般論としては否定しきれない面もありますが、
実は大人だって同じ。ただ、
「恐いですね。今の大人たちは」とか、
「大人は変わってしまった」とかコメントするだけの
材料(比較資料)も、方法も子ども側は持たないだけ!

昔から、子どもを見れば親がわかるとか、
子どもは社会を映し出すの鏡だといわれる。

かつてのような中高生もいるし、
かつてはいなかったくらい気が付き、
他人の気持ちを理解しようと努め、他人のために動く生徒、
礼儀正しい中高生はたくさんいると、僕は思うようになった。
上に書いた生徒もその中の一人。

社会が、大人が、そこに所属する子どもを恐ろしいというのなら、
その社会全体が恐ろしい社会なのだと思う。

教師が自分の学校の生徒の全体像を悪く言うなら、
まずその教師集団の質に目を向けるべきだろう。

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