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2005年10月24日 (月)

FOOTPRINTS

051024このブログをはじめたのは先月のことであるが,これとは別に6年ほど前から『カトリック学校教師のホームページ』というサイトを開設している。更新ペースは遅いのであるが,カトリックの性に関する考え方や,カトリック学校としての構成的グループエンカウンターなどについての拙論をアップしているせいか,開設以来20万件超のアクセスをいただいている。そちらのページの方にはメールアドレスも公開しているため,結構質問も多い。その質問の中で,次のようなものがあった。
(前略)私は、○○○大学という関西にある大学の学生なのですが、先日、ある教授の講演会で聖書の一節と思われる話をなさっていたのですが、私はとても感動して、その一節が何であったのかどうしても知りたくなったのですが英語でのスピーチであったこともありわかりません。このような内容でした。私はどんなにつらくてもどこまでもいっしょに歩いていく。もし、足跡がひとつになったら、それは私がおまえを背負って歩いているからだ。もっと長かったのですが、よく思い出せません。もしよろしければ教えていただきたいです。唐突なメールをすみません。(後略)

051024_2 3年前のことであった。実は,偶然にも僕自身,そのころ,このメールで質問された詩を親友から教えてもらったばかりだった。当時,同じ職場で働いていたその親友は,その頃,仕事に閉塞感を感じていた僕を勇気づけようと教えてくれたのであった。その詩はマーガレット.F.パワーズという女性の書いた「FOOTPRINTS」というものだった。原文は英文で,右のカードの画像をクリックしてみてほしい。実に感動的な響きのある詩である。僕はいつもこの英文の書いてあるカード(右画像。ここでは作者はUnknownとなっている)を2~3枚持っていて,「この人に今読んでほしい」という人に差し上げることにしている。

さて,Good News Collectionによれば,『あしあと 多くの人を感動させた詩の背後にある物語』(太平洋放送協会刊 1996年)という本があるらしい。そのブログには写真も載っている(背表紙のシールからおそらく図書館の蔵書だろう)ので,僕もほしくなって,Amazonなどで検索してみたが見つからなかった。

しかし,昨日,私の所属教会の小さな売店で偶然にも『あしあと』(ドン・ボスコ社2001年)という冊子を見つけた。20ページにも満たないこの小さな冊子は全カラーページで,詩の内容に合ったきれいな写真や,詩とは別に,著名人の,神を賛美する言葉が挿入されている。例えば,

帆柱がこわれても
動揺せずに航海しつづけよ
あなたの神である主は
あなたをお忘れになることはない
(クリストフ・アウグスト・ティージ)

こんな具合である。僕は早速この本を5冊買ってきた。売店には7冊くらいしかなくて,本当は全部ほしかった(必要な人に出会ったときに差し上げるため)が,他にも目にしたらほしいと思う人がいるだろうと思って遠慮した。しかし,来週も行ってみて,まだ誰も買っていなかったら,また買い足してしまうかもしれない。もうすでに4冊,読んでほしい人にあげてしまったので。

日本語訳を掲載しておくが,是非,英文も読んでみてほしい。

わたしは夢の中で見た
主と共に海辺を歩む自分と、空の銀幕に映る
過ぎ去ったわたしの生涯のすべての日々とを
なんと砂の上には、毎日の歩みをしるすふたりのあしあとが
並んで残っているではないか
ひとりのはわたしの、もうひとりのは主の
しかし、ところによってはひとり分のあしあとしか見あたらない
それは、よりによってわたしの人生で
最も困難でつらく、耐えがたかった日々にあたっている
そこで、わたしは主に不服を言った
「主よ、わたしはあなたと共に生きることを選び
あなたは、いつもわたしと共にいると約束してくださいましたね
それなのになぜわたしを独り、置き去りにされたのですか
それも、わたしが最もつらかった日々に」すると、主はお答えになった
「わが子よ、わたしがあなたを愛していることをあなたはよく知っているはすだ
わたしは-度もあなたを見捨てたことはない
ひとり分のあしあとしか残っていないところは
まさにあなたを腕に抱きあげ、わたしが運んであげた日々だったのだよ」

僕がこの詩にこんなに夢中になるのは,僕自身,主に抱きかかえられたという思いがあるからだろう。そして,愛する人たちにも,主に抱きかかえられているという安心感を持ってもらいたいと強く願っている。

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コメント

感動的な詩ですね。途中まで「お前が私のことを忘れていたからだ」と言われるに違いないと思っていた自分が情けないです。

投稿: さかば | 2005年10月25日 (火) 13時30分

さかばさん
コメントをありがとう。
それから,「心のさかば」にも相互リンクを貼って下さって感謝しています。素晴らしいブログですね。毎日読ませていただいております。

投稿: ct(MAGIS管理者) | 2005年10月25日 (火) 21時54分

こんにちは!
「FOOTPRINTS」のもりえです。
私達の気がつかないうちに確かに残されている「あしあと」。
それに目をとめていきたいというのが
私の求道のスタンスです。
つまづき、つまづきですが・・・
この詩との出会いは本当に衝撃でした。
また作者の件、ありがとうございました。

リンクまでしてくださって感謝です。
こちらもリンク貼らせていただきました。
今後ともよろしくお願いします。

投稿: もりえ | 2005年10月26日 (水) 11時54分

もりえさん
相互リンクをどうもありがとうございます。

投稿: ct(MAGIS管理者) | 2005年10月27日 (木) 17時13分

素敵な言葉を頂き、ありがとうございます。
わたしの心の1ページ、写真と音だけの
IMAGINATION / 【 Seasonal Footprints 】 より
トラックバックさせて頂きました。
今後もどうぞよろしくお願いいたします。

投稿: SEPlA. | 2005年10月27日 (木) 19時57分

はじめまして。ご訪問とトラックバックありがとうございます。
「足あと」。本当に感動的な詩ですね。
ゆっくり他の日記も読ませていただきます。
遠藤周作さんがお好きとのこと。同じですね。
これからもよろしくお願いします。
こちらもトラックバックさせていただきます。

投稿: さるすべり | 2005年11月 7日 (月) 22時47分

ctさん、先ほどはご訪問+コメントありがとうございました

中途半端に過去の記事にコメントしてもうしわけないんですが、
「FOOTPRINTS」はわたしも大好きな詩なのです
中学2年の時、英語の授業でシスターから教えていただいて、
学内のRecitationContestの課題にもなった詩でもあり・・・
この詩に出会って以来、わたしのこころのよりどころになっていて、
悩む友人にプレゼントしたりもします

ブログを通して共感できたこと、とても嬉しく思います
まだすべての記事を読み切れていないんですが、
ctさんの書かれる言葉に惹かれたので、こちらからもリンク貼らせてください

長々と書きましたが、これからもよろしくお願いします

投稿: ico | 2005年11月23日 (水) 21時06分

>>icoさん
早速のコメントありがとう。
あなたの*days of echo*からもリンクして下さいましてありがとうございます。
また,そちらにもコメントさせていただきます。

投稿: ct(MAGIS管理者) | 2005年11月23日 (水) 22時18分

はじめまして。
さかばさんから「あしあと」の詩について
こちらのページをご紹介いただきました。
素晴らしい詩のご紹介ありがとうございます。
私のブログに日本語訳と英文を掲載させていただき
トラックバックもさせていただきました。
どうぞよろしくお願いいたします。

投稿: ayako | 2008年4月 8日 (火) 05時46分

たびたび申し訳ございません。
トラックバックの送信ができなかったようなので
(ごめんなさい、トラックバックの仕方が良くわかっていないようです・・・)
記事の中でこちらのページをご紹介させていただきました。
よろしくお願いいたします。

投稿: ayako | 2008年4月 8日 (火) 06時40分

ayakoさん

はじめまして。
私の古い記事を読んでくださってありがとう。
さかばさん経由ですか~。
なんだか懐かしいです。

投稿: ct(MAGIS管理人) | 2008年4月13日 (日) 19時09分

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