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2005年10月23日 (日)

自分を愛するように・・・

051023 カトリック教会は,今日「年間第30主日」。

聖書朗読は,第一朗読が『出エジプト記』22章20~36節で,要旨は,「あなたが寡婦や孤児を苦しめる場合は,私(主)の怒りは燃え上がる」。

第二朗読は『使徒パウロのテサロニケの教会への手紙一』1章5~10節。要旨は,「あなたがたは偶像から離れて神に立ち帰り,御子が来られるのを待ち望むようになった」。

福音朗読は『マタイによる福音』22章34~40節。全文引用する。

ファリサイ派の人々は、イエスがサドカイ派の人々を言い込められたと聞いて、一緒に集まった。そのうちの一人、律法の専門家が、イエスを試そうとして尋ねた。「先生、律法の中で、どの掟が最も重要でしょうか。」イエスは言われた。「『心を尽くし、精神を尽くし、思いを尽くして、あなたの神である主を愛しなさい。』これが最も重要な第一の掟である。第二も、これと同じように重要である。『隣人を自分のように愛しなさい。』律法全体と預言者は、この二つの掟に基づいている。」

ここは,イエスが最も重要な掟を人々に教えている有名な箇所。まず第一は,神を愛せと教えているが,これは旧約時代から大事にされている掟で,申命記6章5節の「あなたは心を尽くし,魂を尽くし,力を尽くして、あなたの神,主を愛しなさい」をそのままイエス自身が改めて教えている。しかし,続けてイエスは第二の掟として,隣人を愛することも同じように重要だと教えている。これも,旧約のレビ記19章18節に「自分自身を愛するように隣人を愛しなさい」とある。

神を愛するとはどういうことか。日々の生活の中の出来事で,神の意志に照らし合わせて,行動せよということだろう。しかしそれは見えない愛だ。イエスはそれをご存じだった。そこで第二の掟「隣人を自分のように愛しなさい」と説く。神を愛すること,神の意志に従って行動することは目に見えないが,それは,例えば人と接する場合,弱い立場の人の側に立つこととなろう。これをイエスは「隣人を愛せよ」と分かり易く教えてくれた。神の意志に従った隣人への行動は目に見える愛だ。そして,その隣人とは誰かという問いに関するイエスの返答は,「善いサマリア人」の譬えで教えている。また,今日の第一朗読中には,「(主は言われる。)寡婦や孤児はすべて苦しめてはならない。もし、あなたが彼を苦しめ、彼がわたしに向かって叫ぶ場合は、わたしは必ずその叫びを聞く」(出エジプト記22章21~22節)とも書かれている。

ところで,私はこの聖書箇所を読むたびに1つの難題に突き当たる。「隣人を自分のように愛しなさい」と言われているが,これにはまず自分を愛していないとならないではないか。自分を愛することは,実は神を愛することや他人を愛することよりも難しいと思うときが,私にはあるのだ。

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コメント

ブログ『心のさかば』に、今日のミサについての優れた記事があります。URLは、
http://sakaba.cocolog-nifty.com/cocoro/2005/10/post_9657.html#more
です。是非ご覧下さい。

投稿: ct(MAGIS管理者) | 2005年10月25日 (火) 11時16分

くえちゅん飼育係さん
トラックバックありがとう/\

投稿: ct(MAGIS管理者) | 2005年10月25日 (火) 21時56分

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受信: 2005年10月24日 (月) 10時10分

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