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2006年1月10日 (火)

安心・自信・自由

日本よりも早く,子どもへのさまざまな虐待が顕れた米国に,CAP(=Child Assault Prevention)と呼ばれるプログラムがある。日本では森田ゆり氏が積極的に紹介している。岩波からブックレット『子どもの虐待』を出版している。

さて,タイトルの「安心・自信・自由」は,CAP(子どもへの暴力防止)の中で,必要性・重要性が説かれている三大要素である。

私はCAPの思想をクラス運営に取り入れている。今日は,3学期始業式であったので,クラスで次のような話をした。(4年くらい前にカトリック学校関係のある冊子に書いた内容の一部であるが。)

僕はこのクラスをいいクラスにしたい。
いいクラスというのは,どういうクラスかというと,次の三つのことが実現されているクラスだと思う。
それは・・・,
まず,みんなが安全で安心していられるクラス
教室の中でケガ人続出では恐いだろう!(笑)。
それから,一人ひとりが自信を持てるクラス
自分でも自信を持てるようになってほしいし,
他人が自信をなくすような行動や言葉を発するのはやめてほしい。
もう一つは,自由というものがどういうものかを一人ひとりが考え,
その自由を一人ひとりが生きることのできるクラス
自由とはどんなものかというと,それは,したい放題ということとは全然違うもの。
なぜなら,したい放題というのは、自分の欲求の奴隷になってしまっているってことでしょう?
それは本当の自由とはほど遠い。
では,本当の自由とは何だろう?
それは恐らく自分の置かれている状況をしっかりと受けとめることから始まるものだと思う。
その状況は,自ら選んだものもあればそうでないものもあるでしょう。
たとえば家族。これは選んだものではない。
たとえばこの学校の生徒であること。(これは,受験をしたのだからある程度自ら選んだ面もあるが。)
いずれにしても,自らの置かれた状況という制限があるわけだ。
まずは,その制限を自らのものとしてきっちりと受けとめること。
その上で,制限の中でより良い物事を選択していく自由。
これが人間にとっての自由というものではないだろうか。
人間は神様と違って無限ではないのだから。
そして,もちろんこの制限の中には,他人との関係も含まれている。
自分の選択が,クラスメイトの安全や自信や自由を高めるようなものでなければ,
やはりその選択は自由からは遠いのではないか・・・。

「安心・自信・自由」というCAPの考えを学級経営に取り入れることを,教えてくださったのは,茅ヶ崎の公立小学校のある先生です。5年くらい前に一緒に『教師学』というプログラムを学んだ関係です。

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コメント

ctさんこんにちは(*^-^*)
「安心・自信・自由」
ということですが
私は中学校、高校と名古屋にいて、
ただ私が関西弁だと言う理由だけでいじめられました(・。・;
当時はもちろん安心も自信も自由もありませんでした
テレビで見たらもっとすごいいじめがあるんだなぁと
自分で慰めていたくらいです
あの時は地獄だったなぁ・・・

投稿: maria michaela | 2006年1月12日 (木) 11時46分

>>maria michaelaさんへ
>私は中学校、高校と名古屋にいて、
>ただ私が関西弁だと言う理由だけでいじめられました(・。・;
>当時はもちろん安心も自信も自由もありませんでした
>・・・
>あの時は地獄だったなぁ・・・
そうだったんですか~。
教会に,安心・自信・自由があるといいのですが。
どうでしょう?


投稿: ct(Magis) | 2006年1月13日 (金) 19時46分

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