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2006年2月24日 (金)

ソロモン王

勤務校で私が担当している中2聖書研究会。
これは毎週金曜日の放課後に行われているが,
今日は旧約のソロモン王の話だった。

ソロモンの知恵で有名な箇所は,『列王記上』3章にある。
同じ家に住み,同じ時期に出産した(当時はそんなことがあったんですね)二人の女性がソロモン王の前に現れる。(引用は日本聖書協会・新共同訳より)
一人の女性の言い分は,「この人は寝ているときに赤ん坊に寄りかかったため,この人の赤ん坊が死んでしまいました。そこで夜中に起きて,わたしの眠っている間にわたしの赤ん坊を取って自分のふところに寝かせ,死んだ子をわたしのふところに寝かせたのです。わたしが朝起きて自分の子に乳をふくませようとしたところ,子供は死んでいるではありませんか。その朝子供をよく見ますと,わたしの産んだ子ではありませんでした。」(19節~21節)というもの。
それを受けてもう一人の女性の言い分は「いいえ,生きているのがわたしの子で,死んだのがあなたの子です。」というもの。
こうした水掛け論が続くので,ソロモン王は,この赤ん坊を剣で二つに裂き,二人の女に半分ずつ与えようと裁定を下す。
すると,子供の所有権をめぐって争っていた二人の女性の内の一人が,「王様,お願いです。この子を生かしたままこの人にあげてください。この子を絶対に殺さないでください」(26節)と言った。そこで王は,この赤ん坊を,このように言った方(二つに裂いて殺さずに,もう一人の人にあげて下さいと言った方)の女性の子供と認めたという話。

この言い伝えは神から授かったソロモンの知恵を伝えている。

しかし,こんなソロモン王でさえ,晩年は異邦人の側女を何人も作り,亡びていった。

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コメント

うーん、私は子供がいないので、大事にしているわんこで考えてみました。
誰か違う人とワンコを取り合うことになり、そしてワンコを半分づつにせよと言われたら(そうしたらワンコは死んでしまう)やはり、こう答えただろうな。
でも、その相手がちゃんとワンコを大事にしてくれるか、死ぬまで幸せでいられるように飼ってくれるかきにはなるだろうけど、殺されたくはない。
絶対にイヤです。

ソロモン、恐るべし。

投稿: piyo | 2006年2月26日 (日) 20時45分

>>piyoさん
こっちにも返事をしますよ。
piyoさんのワンちゃんはよくブログに登場していますね。
ダックスフンドですか?
ウチにも犬がいます。
トイプードルで,名前は「クリス」。
「ちゃん」を呼ぶと「クリスチャン」という音になります。
尤も誰もそうは呼びませんが,
彼(男の子です)のあだ名は,
クリス→クリ→リク→ミク→ミグ
と変遷していきました。
買ったとき「今は黒いけれどシルバーになる」と言われて,はや5年。
全然シルバーになる気配なし。
オマケに鼻の周りだけ何故か茶色っぽくなってきました。
見事なミスカラー。
馬鹿犬ほど愛着が出ますが。

投稿: ct(管理者) | 2006年2月26日 (日) 21時00分

そうです、ミニダックスです。スムースのミニなのですが、育ちすぎて8.2KGあります(通常のミニダックスは4.5までとか・・・)
でも、可愛いです。
クリス君ですか、チャン付けすると「くりすちゃん」かわいい、名前だなって思いました。
犬は家族に癒される。そして、家族も犬に癒される。そう思うのです。
>馬鹿犬ほど愛着が出ますが。
ほんとうにそうですね。到底コンテストにはだせないようなでかくなったうちのワンコ。でも他の誰にも変えられない、だいじなだいじな私のワンコです。(たとえ、100万ドルのスーパードッグに変えてやるといわれても、いやです。ってだれもいわないでしょうけど)

投稿: piyo | 2006年2月26日 (日) 23時03分

ct さんへ
いつもこの「ソロモンの知恵」を読むときに、あの「大岡裁き」の話しを思い出します。
大岡越前守あるいは「大岡裁き」を書いた作者はこの話しを知っていたのでしょうか?
そういえば、「ソロモンの知恵」についてはもうひとつの話しがありますね。

主はソロモンの夢枕にたち、「何ごとでも願うがよい。あなたに与えよう」と言われた。ソロモンは応えた。「わが神主よ、あなたは父ダビデに変わる王としてこの僕をおたてになりました。しかし、わたしはとるに足らない若者でどのようにふるまうべきかを判りません。……………。どうか、あなたの民を正しく裁き、善と悪を判断できるように、この僕に聞き分ける心をお与えください。」
 主はソロモンのこの願いをお喜びになり、「あなたは自分のために長寿を求めず、また敵のいのちを求めることなく、訴えを正しく聞き分ける知恵を求めた。見よ、私はあなたの言葉に従って、今あなたに知恵に満ちた賢明な心を与える」
           (列王記上3章4〜35節)

 この話もなかなかいい話です。

投稿: mrgoodnews | 2006年2月27日 (月) 01時19分

フランシスコザビエルが来日した当時、日本の
農家は貧しく、口減らしと言って赤子を殺し、
こけしとして忘れ形見にした。この悪い習慣に
対しソロモンの話が当時日本に広まった。
このキリスト教からのいろいろな話しは形を
変えて桃太郎伝説(鬼退治)水戸黄門の旅など
に乗せかえられている。
よって中国から伝来した話しではなくすべて
室町時代に日本に入ってきたキリスト教から
形を変えたものです。

投稿: ソロモンの話 | 2008年3月17日 (月) 02時59分

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