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2006年2月 5日 (日)

旧友の活躍が嬉しい

060205今日は,いろいろなことがあった一日だった。
朝はいつものようにミサに与った。

昼過ぎ,軽い交通事故に遭ってしまった。
車同士の接触事故だったのだが,なんと相手は逃げてしまった。
狭い道で,対向車を先に通すために止まっていた私の車の右後方側面に,
その対向車が右前方側面を擦りつけていったのだ。
その車は,30mくらい行き過ぎ,一瞬止まったが,逃げ去った。
私が110番したため,すぐに緊急配備が敷かれ,
現場付近は何台かパトカーが行き来していた。
幸い,車に擦り傷がつく程度のもので,
怪我は(私にも,多分逃げた方にも)なかった。
ただ,今になって,気のせいか首が痛む。
接触時,衝撃はなかったものの,
擦れる音がしている最中,私は体を硬くしてしまった。

夜は旧友の出演する音楽会に出かけた。
その旧友とは,10数年前に同僚だった。
一緒の学校の教壇に立っていた。
そのころ彼女は音楽の教師だった。
とても生徒から好かれていたし,同僚からも好かれていた。
彼女は僕より少し後にその学校に就職し,
僕より早くその学校を退職した。
自分の夢を追いかけるためだった。
彼女はプロのソプラノ歌手となって歩いていった。
彼女がプロ歌手としてステージに立ち始めた頃,
何度かコンサートを聴きに行った。
彼女から直接チケットを購入したこともあったが,
彼女に知らせず,当日券で入ったこともあった。
しかし,私もその後,職場を変わり,さらに,もう一度変わり,
まあ,途中,いろいろあって,彼女のコンサートに行く機会を逃していた。

ちょうどその間は,インターネットが飛躍的に普及した時期でもあった。
ときどき,ネット上の思わぬところで彼女の名前を目にした。
たとえば,昨春公開された韓国アニメ映画「ワンダフルデイズ」の日本語版の劇中歌を歌っていることなどをネット上で知っていた。
そうした彼女の活躍を知ると「良かったなあ」と思っていた。
一時期同じ職場に籍を置き,何らかの事情(もちろん事情は違っても)で,
退職した人たちのことが私は妙に気になる。
それは,自分がそうだからであろう。
ましてや,彼女の場合,才能と鍛錬と運に左右される世界に自分を賭けて出ていった。
その思いの重さ,尊さ,せつなさ,不安は,僕などの想像を遥かに超えたものだったことだろう。

さて,彼女がアニメの劇中歌を歌った話を今書いたが,
これは彼女としては珍しい分野の仕事だ(と思う)。
しかし,彼女はソプラノ歌手であるが,なんでもやる。
オペラ,オペレッタ,ミュージカル,日本歌曲,童謡,・・・。
僕には彼女のこういう生き方が「響く」。
それは,自分が,ある年,
「進学校」,「荒れた学校」,「受験産業」,「家庭教師」,「カウンセラー」と
まさに,教育のデパートをやっていたからかもしれない。
あの年は,準備や採点も含めると,おそらく週に100時間くらい働いていた。
何しろ授業だけで35コマを超えていたから・・・。

さて,彼女の話に戻したい。
今日は,彼女の話をたくさん書きたい。

今日のは,歐林洞という鎌倉のカフェでの定期音楽会だった。
歐林洞は,昔はオルゴール博物館だったそうで,
それを今のオーナーが買い取られて喫茶店(カフェといった方が良いのかなあ)になったと聞いた。
一緒に行った妻の話によれば,
松任谷由実が大変気に入っているお店であり,また,
私がよく聴く「檸檬」というCDをリリースしている遊佐未森さんというシンガーも
この音楽会には出演したことがあるとか。
この店の普段は上がれない2階でのこの音楽会は行われている。
私はこの店に入るのは初めてなので,当然2階のホールに入るのも初めて。
100人ほどが入るこの小さなホールは,なんともアット・ホームであったかかったです。
今回は「歌の花束vol.8~映画を彩った音楽たちPART2」と題して行われ,
もう堂々としたソプラノ歌手となったかつての同僚は,
現在の仲間であるバリトン歌手やピアニストの方々と
本当に楽しそうに音楽を楽しんでいた。
映画『メリー・ポピンズ』より「チムチムチェリー」,
『慕情』より「恋は素晴らしきもの」,
『美女と野獣』のテーマソングなどを歌ってくれた。
さらに,後半はミュージカル『オペラ座の怪人・歐林洞版ハイライト』と題し,
歌を交えた小演劇風な趣向で何曲か聴かせてくれた。
ホールを埋め尽くした観客もまた実に気持ちよく聴いていた。
大ホールでは味わうことの出来ない音楽の楽しさを満喫できた。
そして,音楽会終了後,出演者たち(といっても総勢4名)は来客を見送ってくれた。

私は彼女に会うことを,ものすごく楽しみにしていたので,
彼女の方に行った。
いつもはこういうとき,躊躇するのだが,
今回は次回も見に行く分のチケット代を渡すという理由もあったので,
迷わず彼女の前に行くことが出来た。
そうしたら,彼女は,ものすごくステキな笑顔で迎えて下さった。
それは一緒に働いていた頃にはなかった笑顔だった。
彼女がとても大きく見えた。
10年ぶりくらいの再会だったが,お互いにこれまでの健闘をたたえるかのように
(と言っても,彼女と僕は互いの苦労について話したことはない。
多分,彼女のがんばりは,僕の何倍かであろう)背中をたたき合い,別れた。
今日は彼女にとても癒された。

昼間の当て逃げショックは,もちろんすっ飛んだ。
ありがとう。僕の旧くて新しい友だち!

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コメント

事故ですか
大丈夫じゃないでしょうね(ノД`)ウエーン
病院には行かれましたか?
早いうちに病院に行ったほうがいいですよ
でも多分シップでごまかすしかないんだと思いますが・・・
追突された経験者のmaria michaelaより

投稿: maria michaela | 2006年2月 7日 (火) 09時42分

>>maria michaelaさん
ご心配いただき,ありがとうございます。
シップも貼らなかったのですが,
首の痛みは消えつつあります。
maria michaelaさんは追突された経験があるのですね。
今回,僕が遭った事故は追突ではなく,接触程度でした。
ただ,当て逃げだったことが,驚きでした。

投稿: ct(管理者) | 2006年2月 7日 (火) 23時39分

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