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2006年4月 3日 (月)

カメラゲーム

060403_2_1 昨日はネイチャーゲームのリーダー養成講座の全体像を書きました。今日から,印象に残ったアクティビティ(活動)をいくつか選んで,それについて書きます。

その前に,ネイチャーゲーム,正しくは,"Sharing Nature"の発案者,ジョセフ・コーネル氏は,人が野外活動を通して自然への気づきを得る場合,特定の「流れ」があることを発見し,その「流れ」を4つの段階に分けました。コーネル氏はこの「流れ」をフローラーニング(コーネル氏の造語)と呼びました。4つの段階とは,

    1. 熱意を呼び起こす段階
    2. 感覚をとぎすます段階
    3. 自然を直接体験する段階
    4. 感動をわかちあう段階

です。(『ネイチャーゲーム2』14ページ ジョセフ・B・コーネル著 柏書房 1991年)

さて,今日は「カメラゲーム」について紹介します。このアクティビティは2人一組で行いました。私はヒロさん(期間中,みんな名札に書いてあるニックネームで呼び合いました。私はもちろんマジスです)とペアになりました。ヒロさんは小学校の教員志望の学生さんで,とても感じの良い方でした。是非,今年の教採に合格し教壇に立ってほしいと願っています。

このアクティビティは次のようにして行われました。

まず,2人組を作りました。一人がカメラ役,もう一人が写真家役になります。写真家は,春を感じるもののを探しカメラを連れて行きます。カメラ役の人の目がレンズ,まぶたがシャッターですから,カメラ役の人はゲームの間,目を閉じていなければなりません。この状態でアチコチ連れ回されたらちょっと危ないので(山の中ですから),役割を担う前に,数分の時間が与えられ,それぞれが春を感じるものや風景をそれぞれ3つずつ選んでおきました。

それぞれが撮りたい光景が決まったら,カメラ役と写真家役となって活動を開始します。カメラ役は目を閉じていますから,写真家は腕を組むとか肩につかまってもらうとかして上手に撮りたい場所まで誘導しなければなりません。大事なカメラを扱うようにです。これはSGE(構成的グループエンカウンター)などでよく実施される「ブラインドウォーク」の要領です。

さて,撮りたいものの前に着いたら,写真家はカメラを構えます。角度を決め(頭を動かす),ピントを合わせます(何センチくらい先ですとか,何メートルくらい向こうとか言ってあげます)。これがうまく伝わったら,いよいよシャッターを押すのですが,相手の肩がシャッターになっています。肩を一回叩くと目を開け,もう一回叩くと目を閉じる約束になっています。だいたい5秒間くらいシャッターを開きました。

役割を変えず,場所(撮るもの)を変え,これを3回行います。つまり3枚の春を感じるものをフィルムに収めるわけです。3枚撮り終えたら,今度はカメラ役と写真家役の役割を交代します。私とペアを組んでくださったヒロさんは,写真家役の時はとても丁寧にカメラを扱って下さり,また,春を感じる素敵なものを3つ選んでいらっしゃいました。そしてカメラ役の時は,大変性能の良いカメラで,かつ,感動してくれるカメラで,写真家にとってはとても愛着の出る逸品でした。

さて,お互いに3枚ずつ写真を撮りおわったら,今度は現像作業です。ただし3枚全部を現像するのではなく,自分がカメラになった時,最も印象に残っている一枚を思い出し,B6の紙に描き(これが現像作業。現像だから,もう,撮影現場には戻れない),写真家である相手に渡します。私はヒロさんのカメラになったとき,木の根っ子と根っ子の間にあった,たくさんの小さな若緑色の新芽の粒々が印象に残ったので,それを現像して(絵はものすごく下手なのですが)渡しました。ヒロさんカメラが私に下さったのは,真っ赤な赤い実の写真でした。このページの冒頭に載せてあります。クリックすると大きくなります。私はこの絵を大切に取っておきたいと思っています。

さて,皆さん,このアクティビティ(活動)は,先ほど紹介したフローラーニングの4つの段階のどれにあたると思われますか?一応,コーネル氏は第3段階の自然を直接体験する段階に分類しています(前出『ネイチャーゲーム2』122ページ)。私自身はこの活動を通して,自然の直接体験だけでなく,第2段階の感覚をとぎすましも,第4段階の感動をわかちあいも体験することができました。

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理科で、オクラやホウセンカを育てたり、チョウやその他昆虫を育てて体のつくりを調べ [続きを読む]

受信: 2006年4月29日 (土) 08時20分

コメント

わぁ!楽しそうな活動ですね!
私なんかは最近どんくさくなってるから
カメラを扱うのに困ってしまいそうです(^-^;;)
現像も難しいですね
ヒロさんの絵、とっても綺麗です
なんだかおいしそう・・・(^^;

投稿 maria michaela | 2006年4月 4日 (火) 15時17分

>>maria michaelaさんへ

自然の中での活動は,
人を癒してくれます。
本来,人間は自然の一部なのだということを
改めて感じた活動でしたよ(^。^)

投稿 ct(Magis) | 2006年4月 4日 (火) 16時48分

ct さんへ
 私は、通勤で30分ほど歩いていますが、この時間は毎日「ネイチャーゲーム」をやっているような気がしてきて、歩くのがさらに楽しみになってきました。いつもデジカメを持っているので、いいものはすぐにカメラで撮影しています。
 特に今頃は歩きながらの「ネイチャーゲーム」には格好の季節ですね。

投稿 mrgoodnews | 2006年4月 5日 (水) 00時09分

>>mrgoodnewsさんへ

>特に今頃は歩きながらの「ネイチャーゲーム」には格好の季節ですね。

本当にそうですね。
僕もいつもデジカメを持ち歩いています。
でも,考えてみればその分,目の記憶(本当は脳でしょうが)は落ちてきていますよね。
たまには,デジカメを持たずに歩くのも良いかもしれません。

投稿 ct(MAGIS) | 2006年4月 5日 (水) 00時34分

ネイチャーゲームの講習会は、私も前々から参加してみたいと興味をもっていたのですが、費用に後ずさりするばかりでしたので、とても参考になりますし、じっくり読ませてもらっています。
「カメラゲーム」は、何度かやってみたことがありますが、これは本当に感動します。身の回りの小さなものや、さりげないものも、注意してみるようになりました。ここしばらくネイチャーゲームから遠ざかっていたので、またやってみたいな~と思っています。

投稿 hawa | 2006年4月 6日 (木) 22時10分

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