無駄なことは何一つない
今日は,神奈川教育カウンセラー協会の定例会に行った。
会場は家から車で30分ほどのところだ。
近くにはコインパーキングがあり,いつもそこに駐車する。
ところが!
今日は,その会場付近のコインパーキングがどこも満車だった。
これは間違えなく一昨日から施行された改正道路交通法の影響だろう。
しかたなく,買い物をする目的もないデパートの駐車場に入れた。
そんなわけで,定例会の会場入りは10分ほど遅れてしまった。
しかし,受付をしていたN氏は,「おう!」と迎え入れてくれた。
N氏に会うのは3回目だが,「おう!」という親しげな挨拶がとても嬉しかった。
さて,定例会の様子は,まあ,やや専門的になるので,いつか別の機会に書くとして,
参加して良かった。
実はこの集まり,小学校と中学校の先生とスクールカウンセラー,相談員が大部分だ。
自ずと話題や事例はそっちに集中する。
しかし,いま,教育の現場で一番危機的な状況なのは高校だ。
小学校や中学校では昨年から「特別支援教育」が始まっており,来年度には体制が整備される(予定だ)。
高校はどうか?
義務教育ではないのを良いことに,放っておかれている。というのが,僕の思いだ。
僕の勤務校は私立だから関係ないかというと,全然違う。
本当は関係大ありなのだ。
どこがどう関係するのかって?
だって,「同じ社会の中の学校」なのだから。
そんな思いを抱いて参加したら,他にたった一人だけ高校の先生が参加しておられた。
会のあと,私の方から近づいていって,私の思いを,その先生に伝えてみた。
その先生からもいろいろ返ってきた。
ものの数分ですっかり意気投合し,「ああだ,こうだ」と色々と話した。
年令も一緒だったが,一緒だったことは他にもた~くさんあった。
結局,横浜駅まで1時間あまりご一緒させていただいたのだが,
そろそろ横浜駅に近づいた頃,その先生が,
「いや~,なんだかんだあっても,無駄なことは何一つない」とサラリと言っていた。
これは,聖パウロやマザー・テレサはじめ多くの聖人や福者が言っていたことではないか!
Kさん(その先生)はクリスチャンではない。
しかし,私と同じ年月を,違う場所で生きてきて,
あっという間に打ち解けられたのは,違う場所にいながら,
スピリチュアルな世界では同じ道を辿ってきたからであろう。
そして今を憂いながらも受け入れ,未来を諦めずに生きている。
聖パウロの言葉:
神を愛する者たち,つまり,御計画に従って召された者たちには,万事が益となるように共に働くということを,わたしたちは知っています。(『ローマの信徒への手紙』8.28 日本聖書協会 新共同訳)
つい半日前まで知らなかった人から,大きな「元気」をもらった1日だった。
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コメント
遠藤周作さんもこのタイトルの本を出されていましたね。
良いことはもちろん、一見悪いことも全てに意味があり、無駄なことは何もない。人生を前向きに考えさせてくれる良い言葉ですね。
投稿 さかば | 2006年6月 4日 (日) 22時26分
>>さかばさん
いつもながらコメントをありがとうございます。
>遠藤周作さんもこのタイトルの本を出されていましたね。
ええ。手元にありますが・・・。
この本は遠藤の歿後に,あるシスターが,遠藤作品から,
エッセンスとなる文章を抜き取り,テーマごとに並べた本です。
したがって文章は遠藤ですが,
けっして遠藤作品ではあり得ません。
編者の遠藤観が私と合わず,この本は遠藤絡みの本では,私が
最も嫌いな本です。
この本がよほど評判が悪かったから(か,売れたので2匹目のドジョウを狙ってか,わかりませんが),
2年後に,同じ出版社(海竜社)が,同じスタイルで,同じ厚さで,同じ値段で『神と私』という本を出しています。
こちらは,監修が山折哲雄。
こちらの文章の採り方は,私にはしっくり来ました。
前者は『人生には何ひとつ無駄なものはない』なんて立派な名前を付けていますが,私には遠藤の文章が陳腐に感じてしまいました。この本は無駄ですね。あっ,だから監修者は『無駄なものはない』と先手を打ったのか!
後者の『神と私』は,遠藤自身による『私にとって神とは』に非常に似た雰囲気の作品となっています。
『私にとって神とは』は1983年の作品で,そのころの遠藤の『私にとって神とは』であるのに対し,山折監修の『私と神 遠藤周作』は晩年の『深い河』まで視野に入れた編集となっており,最終的な遠藤の『私にとって神とは』になっています。
宗教学者・山折哲雄の凄みを感じます。
投稿 ct(MAGIS) | 2006年6月 4日 (日) 23時21分
やっぱり、そういう評価ですか。私も何度か書店で手に取りながら、どうも馴染めなくて、買いそびれています。
『神と私』は知りませんでした。面白そうなので、今度見てみます。
投稿 さかば | 2006年6月 5日 (月) 00時04分