「違い」
イスラム圏の女性はブルカというかぶり物をまとっています。
イスラム諸国は暑い国が多いので,しばしば,
「あんなものをまとって暑かろうに。
早く自由主義やデモクラシーの時代が来れば良いのに。
そうすれば,あの女性たちも解放される」
と思ってしまいがちです。
しかし,この考えには大きな見落としがあります。
それは文化的背景の相違ということです。
ブルカはイスラムの女性にとって,単に外出着なのです。
これは単に,文化の「違い」に過ぎません。
ペシャワール会の医師中村哲氏によれば,
これを女性への抑圧だというのは,
突然やってきた外国人が,江戸時代の町を歩いている女性たちを見て,
こんなに太い布のベルトで何重にもぐるぐる巻きにするのは野蛮な習慣である
というのに等しいといいます。
(岩波ブックレットNo.673『アフガニスタンで考える』p.23参照)
私は,昨日,生活者大学校鎌倉分校が主催し,
北鎌倉の円覚寺塔頭・白雲庵で行われた
中村哲氏の現地報告会を聞きにいってきました。
その話を伺いながら次のようなことに改めて気付かされました。
私は,様々な「違い」を,善悪や優劣と考えがちではないか。
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