「それぐらい気にしなきゃいいのよ」?
明治大学の諸富祥彦先生の著作は,
私のものの考え方に大きな影響を与えています。
この夏には諸富先生のワークショップにも参加し,
益々,先生が第一人者として研究・啓蒙活動をなさっている
人間性心理学(第三の心理学)や,トランスパーソナル心理学にも興味を持つようになりました。
その諸富先生が,昨日は千葉県内で講演をなさったそうです。
講演内容は,現在を生きる子どもから大人までの多岐の話題にわたったようですが,
諸富先生は持ち前のユーモアを交えながら,
各発達段階で若者(あるいは大人)が突き当たる心理的な壁のやり過ごし方を述べられた様子です。
しかし,昨日の講演では,冒頭にいじめに関する問題も取り上げたそうです。
そこだけは,ユーモアを交えずに話されたそうです。
参加された方からの報告によりますと,
もし,子供がいじめられていることを親に(教師にでも同じでしょうが)話した場合,
絶対言ってはいけない言葉3つを教えて下さったそうです。
第一「それぐらい気にしなきゃいいのよ」
第二「もっと強くなりなさい。あなたがもっと強くなればいいのよ」
第三「あなたにも悪いところがあるんでしょう」
(都知事さんの発言を思い出しました)
子どもにも,プライドがありますし,また,
親に心配をかけたくないという「よい子」反応から,
学校などで周囲からいじめられてもなかなか親には言いません。
したがって,子どもが親にいじめられてることを話すということは,
悩んで悩んで悩み貫いて一大決心をして話す訳です。
そんなときに,上のような三つの言葉を親から言われたら,
ああ,親に話してもわかってくれない(=話しても無駄だった)と思い
もう2度と話してくれなくなる可能性が大です。
また,第三の「あなたにも悪いところがあるんでしょう」 というのは特にひどい言葉です。
一昨日もテレビで,六占星術師とかいうタレントが,
「いじめられている側にも原因があるの」なんて平然と話していましたが,
なんという強者的(または自分の弱さを徹底的に隠蔽した)発言でしょう!
とにかく,親は子供の相談に対しては,一緒に大変なことだと大騒ぎする。
大変だという気持ちで,一言も聞き漏らさずよく耳を傾ける。
しかし,大騒ぎをするときに,子どもと一緒に揺れ動くのではない。
自分も揺れてしまうと,揺れが増幅されてしまいます。
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