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2006年11月21日 (火)

心の中に魚が棲んでいる人

鎌倉に湖があることは,実はあまり知られていないが,鎌倉湖という湖が存在する。
私の家から徒歩10分くらいのところにある。
私が利用しているバスも,江ノ電バスの「鎌倉湖畔循環」という系統だ。
私の家の前の通りは,湖畔通りという名前が付けられている。
ただし,そんな風に呼ぶ人にあったことはない。
みんなバス通りと呼んでいる。
ああ,風情がないなあ。
まあ,江ノ電バスには風情があるからいいか。

この湖。名前は鎌倉湖だが,元は灌漑用の人工池だったらしい。
江戸末期から明治初期かけて地元の農民たちが労働奉仕で作ったらしい。
今の時期はとても紅葉がきれいだ。

この湖だか池だかよくわからないところから小さな川が流れている。
実際は,鎌倉湖より上の方から細々と流れているが,名前は砂押川という。
鎌倉湖から5kmくらい流れた後,大船駅前で柏尾川と合流する。

この砂押川はなかなか風情がある。
幅数メートルの川なのだが,面白いのは道路と住宅の間を流れているため,
それぞれの家が,人か車が通れるほどの
専用の幅の狭い橋をつくって,自分の敷地と道路を繋いでいる。

砂押川は夏にはホタルを見ることができる。
幸運なことに私はこの夏,
信号待ちをしている最中に,ふと川の方に目をやったら,
ちょうどホタルが光った。

人間って不思議なもので,暗い中で光を見つけると,
平常心ではいられない。
嬉しくなるのだ。
そして,それを人にも知らせたくなる。
その夜,やや興奮気味に,妻に向かって,
「今日帰りに川でホタル見たよ」と言った。
妻は,「へ~,いるんだ」なんて答えたと思う。

あと,この砂押川,実はたくさん魚が住んでいる。
特に,体長50cmを超える鯉がた~くさん泳いでいる。
水深1mもない浅くて狭い川にしては,異常に人口密度,いや違った,「魚口密度」が高い。
どうしてこの川にはこんなに魚が多いのだろうといつも不思議に思っていた。

今日,全然,魚や川とは関係のない本を読んでいたら,こんな一説を発見した。

河が蛇行しているから魚がそこに来ると聞いたことがある。
河が直線だと魚は来ないという。
(加藤諦三『心の休ませ方』PHP文庫)

そういえば,砂押川は,ほとんど直線がないと言ってもいいくらい曲がりくねった川だ。
そんな川だから,魚が住みやすいのだろう。
大雨で増水しても曲がりくねっているおかげで,
流れの速いところと遅いところができ,魚たちはなんとか流されずにいられるわけだ。
そして,平素でも流れが遅いところでは魚にとってのエサが手に入りやすい。

人の生きていく道も曲がりくねっていた方が良い面もあるのかもしれない。
加藤諦三さんは,上記の文章に続けて次のように書かれている。

人生のさまざまな体験をして(中略)生きている人は
心の豊かな人である。
心の中に魚が棲んでいる人である。
(同書)

もちろん,まっすぐの道を歩める人は,それはそれでいい。

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» 柏尾川でカワセミを見つけました [Good News Collection]
柏尾川でカワセミをよく見かけます。 [続きを読む]

受信: 2006年11月30日 (木) 22時37分

コメント

こんばんわ。
心の中に、さかなが住む。心の中で小さな魚が泳ぐから、胸が弾んだり、ココロがふさいだり、胸がどきどきしたり、ときめいたりするのでしょうか。。。

今恋をしそうになっていて、心が苦しくなるときがあるのです。

魚がすんでいるのでしょうか。

(追記:サカナと入力すると真っ先に「肴」と変換されてしまいます・・)

投稿 piyo | 2006年11月22日 (水) 22時44分

>>piyoさん

>今恋をしそうになっていて、心が苦しくなるときがあるのです。
お~う!いいですねぇ!

>魚がすんでいるのでしょうか。
すんでいますとも。
魚も肴も。

投稿 ct(MAGIS) | 2006年11月23日 (木) 00時44分

ct(MAGIS)さんへ
柏尾川には、鯉とともにボラがたくさんいます。
ボラは回遊魚で海と川を季節によっていったり来たりする魚なのですが、どうも柏尾川のボラは回遊していないように思えます。最近はいつ見てもいるからです。10年くらい前は冬になるといなくなっていたような気がしたのですが……………。
さらによく見ると小さな魚が大量に群れを作って泳いでいます。これはボラの稚魚だと思うのです。
ボラといえばからすみはボラの卵からつくったものですね。
ボラはどこで産卵するか不明だとかいうのも聞いたことがあるのですが、これだけ稚魚がいるとなると、どうもこの川で産卵しているのではないかと思われます。

砂押川と柏尾川の合流点よりさらに下流のほうに小袋谷川との合流点があります。ここに鯉もボラもたくさん群れています。川の合流点というのはえさがたくさんあるのでしょうか?

ああ、またわたしの Good News Collection が「ブログの輪」からはずされています。
あまりに Good Old News が多いからはずされたのか、それとも MAGIS を見に来ないからはずされたのか、まあ、しょうがないかとあきらめることにしますか。

投稿 mrgoodnews | 2006年11月26日 (日) 01時17分

>>mrgoodnewsさんへ

面白いコメントをありがとうございます。

投稿 ct(magis) | 2006年11月26日 (日) 17時26分

どうも初めまして。
偶然見つけて書き込みしました。

恐らくご近所さんです。
私も砂押川でホタル見とうございます。
差し支えなければどの辺りで見かけたか教えて頂けないでしょうか?
来年の夏を楽しみにしたいと思います。

投稿 かぶとむし | 2006年11月29日 (水) 13時04分

>>かぶとむしさんへ

コメントをありがとうございます。
ご近所の方が見て下さっていると思うと嬉しいです。
私の家は半憎坊の下辺りです(^。^)

さて,砂押川のホタルを見られるポイントですが,
砂押橋方向から七久保橋に向かってバス通りを行くとT字路に突き当たるでしょう?
右に行くと先にトンネルがあり,左に行くと福泉です。
あのT字路のほんのちょっと砂押橋寄りです。
大船方向からバスで来ると,T字路で大概赤信号に引っかかります。
そのとき,川の方を見てみて下さい。

でも,来年の夏までは見られませんが・・・。

投稿 ct(magis) | 2006年11月29日 (水) 22時10分

お返事遅くなってしまいました。
ホタル情報ありがとうございますー。
あんなところにホタルいるんですね。

これからもちょくちょく拝見させて頂きます(^^)

投稿 かぶとむし | 2006年12月 4日 (月) 00時41分

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