チームの時代
チームの時代だと思う。
日本人は,人に迷惑をかけないことを美徳とする余り,
あるいは,一匹狼的な仕事の仕方に寛容(どころか格好良いと思ってしまう)であるため,
昔からチームを組むのがあまり得意ではない。
若干関連するけれど,日本人の会議の下手さも国際的には有名らしい。
1982年のホテル・ニュージャパン火災において,レスキュー隊長として,救出劇の中心となった東京消防庁の高野甲子雄氏(以前,NHKのプロジェクトXで取り上げられた)に依れば,
良いチームを組む秘訣は
(1)普段からチームで動くこと
(2)緊急時には,そこにいるメンバーで動くこと
だという。
私は教員という仕事をしているが,このことは実に身に染みる。
普段からチームで動いているだろうか?
・・・。
緊急時にならないと,チームを組もうとしてはいないか?
さらに,緊急事態が起こったとき。
そこにいるメンバーで動こうとしているか?
ついつい,そこにはいない豪腕のメンバーを求めたりはしていないか?
「あの人がいてくれたら・・・」なんて思ってしまう。
それから,もう一つ。
これは,高野甲子雄氏が仰有っていたことではないのだが,
チームで動くときに一番大事なことは,
自分がしたいこと,得意なこと,出来ることを探すのではなく,
一緒にチームを組む人たちのひとり一人が
いったい何をしたくて,何が得意で,何が出来るのかを考えることなのだと思う。
価値観が多様化したいま。
何をするにも,チームとして動くことが,と~っても大事。
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