2005年10月10日 (月)

FOOD FORCE

『FOOD FORCE』というゲームソフトを知っていますか?私は今日,テレビニュースで見て初めて知りました。WFP(国連世界食糧計画)が作ったパソコン用ゲームでhttp://www.food-force.com/から誰でも入手できる。このゲームは,WFPの一員として飛行機を操縦し,自然災害に遭ったある地域(インド洋に浮かぶ架空の島)の食糧難に苦しむ人たちに如何にして首尾良く食糧を届けるかということを競うものらしい。英語版はかなりダウンロードされたそう。食糧支援の様子が疑似体験できるので,日本人にも使って欲しいということで,WFPは,ゲーム・メーカーのコナミとパートナー・シップ契約を結び,『FOOD FORCE』の日本語版の開発を進めてきたらしい。このたび(10月中旬)日本語版のダウンロードが始まるという。ニュースはそのことを伝えていた。(と思う) WFPの活動を多くの人が知るようになるのは良いことだと思う。

しかし,それを伝える際,ニュースキャスターは,「銃を撃ったり,人を殺したりといった残酷なゲームが多い中」というような主旨の発言をした。それと今回公開される『FOOD FORCE』日本語版を対極に置いた。さらに,このゲームをしたことによるプラスの副次的効果として,飢餓救済や人道援助に対する理解を深めて欲しいという意味のコメントも添えた。

ここには,「銃を撃ったり,人を殺したりといった残酷な」ゲームは,それをするものに悪い影響を与える。こういう,いわば定説のような考えが横たわっている。だから,『FOOD FORCE』のような良いゲームが広まれば,それに呼応する,人間にとって望ましい影響が出ると考えられる。

しかし・・・,と私は思ってしまう。

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