2009年10月12日 (月)

こころ

Imgkokoro006_2 大月書店が刊行中の考える絵本(全10巻)の1巻は,『こころ』(文・香山リカ,絵・益田ミリ)。絵本といっても,”「かわいい絵本」でも「笑える絵本」でもなく,「考える絵本」”(あとがきより)なので,大人が読んでも読み応えがある。たった30ページほどなので,数分で読めるが,読後,ずいぶんと考えさせられた。まさに,「考える絵本」だった。読んでいる最中も頷く,というか,「う~ん」(肯定の意味)と唸りながら読んだ。

絵本なので,文章は,多分1500字程度しかないと思うので,最初から最後までを要約するのは容易だが,それでは,この絵本のよさは伝わらない。

しかし,この本のよさを伝えたいので,1箇所だけ,僕が一番,「そう,そう」と思った箇所を引用しておきます。

こころって,ほんとうのことを言えないと,キズついちゃうんだな。

僕たちは,職場や学校で,あるいは,家庭でも,いろいろと人から言われることによって,傷つく。こころが。
そして,「今の一言は傷ついた」なんて思ったり,言ったりもする。

でも,実は,言われることだけでなく,自分がほんとうのことを言えないことでも,こころは傷つくと,この絵本は教えている。「ストレスがたまる」という言い方でいわれているものに近い気もするが,ほんとうのことを言えずに過ごす毎日は・・・・・,やはり,こころが傷つく。

じゃあ,何でもかんでもほんとうのことを,言えるようになればいいのかというと,これは全然違うし,社会生活を営んでいく上では困難。やっぱり,ほんとうのことは言えずに過ごすことの方が多い。

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