2006年3月11日 (土)

神さまがお怒りだ。

私の所属教会には,劇団がある。「くるま座」といって,教会のホームページには「キリスト教的精神に基づいた内外の名作を上演しています。演劇活動を通じて教会への親近感をもたせています」と紹介されている。その公演を今日は観てきた。ホフマンスタール原作『人はだれでも』という西洋の中世劇だった。「くるま座」が上演する作品は,(主宰者の意向か)日本の商業演劇が上演しないような西洋の名作である。したがって,キリスト教色の強い作品が多い。ここのところ,オーストリアの詩人・劇作家であるホフマンスタールの作品の上演が多いようだ。(ということは,想像するに,宗教色は強いものの,現代のカトリック思想とは同じではないと思われる。それをどうやって,21世紀の人に「福音宣教」していくのかを,今回は観に行った。)

会場で配られたハンドビルには,この作品について,「神さまがお怒りだ。恩知らずの人間は,すべてが神さまからの借り物であることを忘れている。そこで,神さまは忠実な死の使者を呼び出す。・・・中世劇の伝統的なストーリーが展開する」と書かれていた。

続きを読む "神さまがお怒りだ。"

| | コメント (4) | トラックバック (0)

2005年11月 5日 (土)

『齢百二十』

昨日のNHKニュースによると,鎌倉時代の人たちの平均寿命は24歳だったという。聖マリアンナ医科大学の教授が,由比ヶ浜南遺跡から出土した260体分の歯や骨を分析した結果,15歳未満の子どもとみられるものが70体以上あったのに対し,55歳以上は5体しかなく,平均寿命を計算したら24歳になったという。教授は,寿命の短さの原因として,戦乱,災害,都市の劣悪環境をあげている。

ところで, 一昨日紹介した相川高徳氏著『中世鎌倉人の手紙を読む[女性編・男性編]』(岩田書院 2004年)。ここにも,たくさんの死や病が載っている。しかし,[女性編]の「第六章 いのち」の最初に紹介されている書状は,塔の辻殿という人が120歳の長寿であることを祝う手紙。相川先生は『齢百二十』と題している。

続きを読む "『齢百二十』"

| | コメント (3) | トラックバック (0)

2005年11月 3日 (木)

『中世鎌倉人の手紙を読む』

051103 今日は文化の日に相応しい話題を。
昨年の文化の日の日本経済新聞の文化欄に『行間に探る鎌倉人の日常・・・金沢文庫に残る中世の手紙を読み解く』という記事が載った。写真『中世鎌倉人の手紙を読む』(岩田書院 2004年。男性編・女性編各一冊)の著者・相川高徳氏の文章であった。私は相川氏の後輩であり,同僚でもある。いつも相川先生とお呼びしているので,「相川氏」ではなく,「相川先生」とここでも書くことにしたい。これらの相川先生のご本のうち,女性編の前書きには「女性書状となると,読み書きの出来る,限られた階層の女性達のものですから,そうでない殆ど大部分の女性の事は文字資料からは分からない憾みがあります。経済的にも,身分的にも恵まれた女性達が多いのですが,実人生を生きる上で誰もが避ける事の出来ぬ経験は,身分の上下に係わらないので,もしかすると,そこに当時の女性達の心や心情が見えて来るかも知れません」と書かれているが,「実人生を生きる上で誰もが避ける事の出来ぬ経験」とは,すなわち,おそらく老いることや病むこと,そして恋することや別れ,死などであろう。

続きを読む "『中世鎌倉人の手紙を読む』"

| | コメント (4) | トラックバック (0)

2005年9月23日 (金)

虹は七色?

niji1 niji0今日は3枚も画像を貼り付けた。
アメリカ国内のサイトから"rainbow"で検索して探した。"Rainbow Reading"(教育メディア)、"Electronic Rainbow"(電子部品業者)、そして、右下は、"Rainbow Grocery"(自然食品販売)の各サイトにあった虹の絵である。niji2

さて、これらの虹、さっと一瞬見て何色に見えるか?

続きを読む "虹は七色?"

| | コメント (2) | トラックバック (0)