2007年1月22日 (月)

他のありよう

不便なところに住んでいるので,家族を最寄り駅まで迎えに行くことが多い。
大抵,電車の到着時刻に合わせて私がちょっと先に着き,
少しすると,妻とか娘とかがが車に乗ってくる。
その数分から10分待ち時間の暇つぶしのために,
車には,一冊の本が置いてある。
スーザン・ヘイワード『聖なる知恵の言葉』(PHP研究所 1995)だ。

実はこの本,昨年,「ブックオフ」に古本を売った際にもらったサービス券で買った。
多分,100円か200円だったと思う。

今日,こんな言葉を見つけた。

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2007年1月 7日 (日)

天国にいる自分

昨日から三日間,グループ・ワークの宿泊研修に来ています。カウンセリング系の学会の研修会です。北は北海道から南は九州まで(残念ながら今回沖縄県はいませんでした),全国津々浦々から教育関係者,教育相談員,医療関係者,医療機関相談員,専門相談機関のカウンセラーが集まってきています。
今回は7つの分科会に分かれていて,私は「演習」の講座のうち,非言語集団的療法(と呼ばれていますが,実際には言語を使わないことはあり得ないので,アクション集団療法と呼ぶ方が良いらしい)のグループに参加しています。いま,「療法」と書きましたが,これは「セラピー」とも呼ばれます。あるいは,教育現場では,「指導」と呼ばれているものの一部だったりします。同じ手法を,医療関係者,相談関係者,教育関係者ではこのように異なった呼び方をします。要するに,(今回の講師の先生の言葉をお借りすれば)業種による方言のようなものです。なお,あまりヒーリングという用語は使いません。癒しという言葉は使われます。

ワークショップ形式の講座の内容は非常におもしろいのですが,いろいろな制約があるため,中心部分をここで紹介することはできませんが,ウォーミング・アップとして行った演習の中で,私にとって,特別意味があるものがあったので,今日はそれだけ書きたいと思います。

『人生ライン』という簡単なエクササイズです。070106_2
図のように椅子を螺旋状に並べます。真ん中が0歳(誕生の瞬間)で,最後が100歳です。100歳は,便宜的に死ぬ瞬間の意味も兼ねています。そして,その次に天国と呼ばれている場所があって,ここを表す椅子だけは倒れています。なお,椅子そのものに意味はないのですが,このように椅子を使うことによって,「人生」のラインがイメージしやすいので,椅子が用いられます。これは大変役に立ちます。(「エンプティ・チェア」という手法の一種です)
天国だけ椅子が倒れているというのも意味深です。

以上のような準備の後,先生は,
「さて,皆さん,並んでいる椅子の外側に出てください。
そして,最高の自分をイメージしてみてください。
それは何歳のどの瞬間でしたか?
あるいは,今後最高の瞬間が訪れるとしたら,
それは何歳のときに起こってほしいですか?
たった一つだけイメージしてみて下さい」
と話されました。

ちょっと考える時間が与えられ,
「さて,それではその年齢を表す椅子の横に立ってみて下さい」
と指示されたので,参加者は移動しました。
今回,このセッションの参加者は17人(アクション系のグループとしてはほどよい人数です)でしたが,参加者の皆さんが移動した位置を図中,顔のマークで表しました。
今回の参加者の年齢は20代半ばから,50代以上までと幅広かったのですが,
6~7割方の人が,今の自分よりも若い年齢の位置に立ちました。

さて,私なのですが,何の迷いもなく「天国」に行きました。
意外にも,それは私一人でした。図中で,口を大きく開いて笑っている顔のマークを付けておきました。

この後,先生は,参加者をそこに立たせたまま,立っている年齢が低い順に,
「○○さんは,今あなたは何歳(実年齢ではなく,立っている場所の年齢)で,どんな最高なことが起きてますか」と尋ねていきます。
聞かれた人は,たとえば,
「29歳になって,やっと就職できたときです」(脚色してあります)などと答えます。
私は天国に一人立っているわけですから,聞かれるのは当然最後です。
先生は私には,
「マジスさん,どうしてそこに立っているのですか?」
と,ちょっとそれまでの人とは違う聞き方をされました。私は,
天国はいいところだと聞いているので」とニヤニヤしながら答えました。
ここで,参加者一同(私も)ドッと笑いました。

それで,おもしろかったのはここからで,続けて先生は,

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